◆19番(
三浦譲君) 大体分かりました。
予算を組むときには、
財源不足を起こしては大変ですから、慎重に組むということでの3%を見込むということだろうと思います。ただ、
積極予算を組まなくてはならないという場合には、この辺も検討していかなくてはならないのではないかなというふうに思います。 次に、3点目の質疑ですけれども、
庁舎建設事業基金積立金、23ページにあります。今回も3億円を積み立てる
予算になっています。その理由としては、
黒字決算だというのが本会議での説明でした。ただ、確かに黒字が見込めて、3億円を積み立てる余裕があるという判断ということだと思うのですけれども、ただ今回の場合は、
物価高騰という状況が広範囲に及んでいます。それから、引き続き
コロナということで、
市民生活も非常に疲弊していると。
事業も疲弊しているということがあるので、こういうところに積極的に
支援策、
手当てをすることによって、黒字の一定の部分、全部とは言いません。一定の部分、出せる範囲の部分をもうちょっと出せたのではないかというのが今回の質疑の趣旨です。 3億円庁舎のほうに積み立てるということは、これは急いでやらなければならないことなのかどうかというふうに考えると、これは今3億円積み立てないと後が大変だと、間近に迫っているというわけではないので、この辺は勘案する必要があったのではないかというふうに思うのです。ですから、この
庁舎建設の3億円、2回積んでいますけれども、これはもうちょっと精査していかなければならないのではないかというふうに思います。そのためには、やはりどういう場合に
積立てができるという規定、これが今明文化されているかどうか、お願いします。
○
議長(
津田修君)
山口財務部長。
◎
財務部長(
山口信幸君) 答弁させていただきます。 この
庁舎建設基金の
積立ての理由といたしまして、私のほうで黒字が見込めることを挙げさせていただいたわけでございますけれども、これは当然、これだけではない、この理由だけではないということです。将来必ず必要となります
庁舎建設に係る費用について、将来の世代にのみ押しつけるのではなくて、今の世代から広くご負担をいただいて、可能な限り将来の
子供たちに負担を残さないようにする、少ない負担で済むようにするということが大きな目的にあるということでございます。 今年度の
黒字化の
見込みでございますけれども、これはやはり昨年度と同様に、
コロナ禍や
物価高騰対策として、国のほうの
経済支援策によりまして、
国税収入等も過去最高、これが堅持されております。これに関連する
交付税とか
交付金、そして市税なども増えているということから、黒字というふうになっている、ということで見込んでいるところでございます。 ただいま議員がおっしゃられたような、
コロナ禍とか
物価高騰対策をまず優先すべきではないかということでございますけれども、これにつきましては、本市におきましては、この3年間で
地方創生臨時交付金を27億7,000万円活用させていただきまして、それにプラスアルファとして
一般財源も10億円充当して、多くの
事業、延べで93
事業を実施しております。これは、他市町村に比べても迅速に、そして本市の実情に即した支援が行えているというふうに判断しているところでございます。やるべきことはしっかりとやったというふうな結果かなというふうに思っております。ただ、この
事業につきましても、この後
検証作業が必要になってくるというふうに考えております。
現時点では一定の効果があったというふうに判断したところでございます。
令和5年度につきましては、この
臨時交付金につきましては、
現時点のところで配分がないという状況になっています。ですので、
アフターコロナで通常の
予算編成に戻していくということでございます。ただ、今後につきましては、国、県の動向、これをしっかりと見極めまして、適宜必要な対策は講じていく必要があるというふうに考えています。今、国のほうの報道では、3月中に
物価高騰対策についても取りまとめるというふうな報道がありますので、そういったものを踏まえて、
補正予算を取るなりして、適宜必要な対策を講じていくことが必要になるというふうに考えています。それから、ご質疑の積み立てる場合の
ルールということでございますけれども、まずはこの
基金の
設置目的は、昨年、
令和4年の第1回の
議会定例会にお示しした、基本的には
基金の
設置条例によることになりますけれども、確かにその中では、
積立ての
ルールについては明文化されていないというのが現状かなというふうに見ております。
令和4年度の第1回の
議会定例会におきまして答弁させていただいた中で、おおむね20年後の
庁舎整備を見据えて、おおむね20億円程度積み立てるということをお話ししたかなというふうに記憶はしているのですけれども、そういったものが基本的には大きな
ルールになってくるのかなというふうに思っています。このためのやはり条件といたしましては、
当該年度の収支が黒字であるということは当然
必須条件になってくるのかなと思います。やはり
当該年度の収支が黒字であるときはいいのですけれども、そうでない場合、これはやはり
経常経費といいますか、
扶助費などを削減してまでも積み立てるわけにいきませんので、そういうときは
積立てができないということになります。よって、毎年の
積立額につきましては、
当該年度の収支とも大きく関連いたしますので、一概に幾らということはなかなか言えませんので、その時点、時点の
財政状況を十分に勘案して、次年度の
予算編成、こういったものを見据えて、
目標年次までに
目標額を積み立てする、そういう大きな目標、
ルールをお示しをさせていただいて、将来にわたる市民の負担、こういったものの軽減、
平準化を図っていきたいというふうに考えております。なお、毎年度の
繰越金というか
決算剰余金、この処分とか活用につきましては、
予算書、それから
決算書、それから
財政事情書、これは6月と12月に出しております。その中で
資金収支も含めて明らかにして、議会、それから市民の皆様にもお示ししているところでございますので、
透明化も図られているかなというふうに考えております。以上でございます。
○
議長(
津田修君) 19番
三浦譲君。
◆19番(
三浦譲君)
財政規律という言葉がありますけれども、
財政規律に反するような
積立てでは、これは市民から相当批判が出るわけですから、もちろん現在のところ、そんなことはないと。後世の世代にツケを残さないという理由もあるということなのですが、しかし今の
社会状況、
経済状況というのが、どん底の状態であると。
災害級ですよね。
災害級の今の状況の中で、やはり
財政調整基金が大概財源になってくると思うのです、独自にやるとすれば。ただ、それもやはり考えなくはならないのではないかというふうに思います。今まで確かに国の
地方創生臨時交付金でやってきました。それに上乗せするという形もやったし、独自という形もやりました。
筑西市は、私はやっているほうだと思います。我々もいろいろ要望を出させてもらいました。だけれども、
現時点においては、国のほうでも、これで十分だとは言えないということで、今
予備費のほうから5兆円、最低でもといいますか、5兆円はあるよというような話に今なってきていて、多分かなりそれに近い出動があるのだろうというふうに思います。そこまで国も迫られているというのが今の全体の
社会状況です。 この中で、私は、やっぱりここで市も独自に何らかの、例えば農業とか商業、工業あるいは
子育て支援、そういったところ、
あと国のほうでは低所得への支援というのに言及を、確定はしていないけれども、言及をしています。そういったところにはどうしても必要だという判断が既にあるのだろうというふうに思うのです。だとすれば、
筑西市も、やはりここは考えなくてはならないのではないかというふうに思うのです。そのときに、
庁舎建設の3億円というのが適正なのかどうかということもやっぱり考えなくてはならない。場合によっては、積むのは積むけれども、2億円積んでおこうと、あるいは今回は1億円にしておこうというような判断もあり得るわけです、さっきの
コロナ、
物価高騰関係の支援も兼ね合わせると。そういった意味で、私は、何らかのはっきりした
積立ての
ルールというものがないと、なかなか理解されないときがあるのではないかと。黒字だからやります。それから、
平準化のためにやりますとだけでは、なかなか納得されないのではないかなというふうに思うので、私は今回取り上げてみたのです。 市長、その点いかがでしょう。
○
議長(
津田修君)
須藤市長。
◎市長(
須藤茂君)
三浦議員がおっしゃっていることは分かります。いろいろな
考え方がある中で、後世にその負担をかけないということで、財政に合わせた金額を積んでいるわけでございまして、では今年は3億だけれども、来年も3億円か、再来年も3億円というのではなくて、そのときの状況に応じて2億円だったり、1億円だったりしますので、そういうことを考えて、後世に残さないようにということを考えているところでございます。今言ったようなことは、しっかり考えていかなくてはいけないと思っています。これが市民の皆様に理解を得る方法だと思っておりますので、しっかり考えていきたいと思っております。 以上です。
○
議長(
津田修君) 19番
三浦譲君。
◆19番(
三浦譲君) ぜひそういうふうに検討していただきたいと思います。今、
庁舎建設事業基金条例というものには、どういうところを積み立てるのかというと、第2条で、
寄附金の全額です、1つは。もう1つは、市長が必要と認める金額としか書いてないのです。これだけなのです。あとの規定は何もないのです。ですから、状況に応じて幾らでも変えられるという部分がありますが、私は、
市民生活のほうが今大変な時期ですから、あえてこの辺を言わせていただいたわけです。この辺十分に酌んでいただいて、これからよく検討していただきたいなというふうに思います。 以上で終わります。
○
議長(
津田修君) 次に、5番
石嶋巌君。 〔5番 石嶋 巌君登壇〕
◆5番(
石嶋巌君) 5番
石嶋巌、
議案質疑を行います。
議案第19号「
筑西市家庭的保育事業等の設備及び
運営に関する基準を定める
条例の一
部改正について」伺います。第7条の2第2項、安全計画の周知及び研修について、まず最初に職員に対する研修及び訓練とはどのような内容なのかお伺いいたします。
○
議長(
津田修君) 5番
石嶋巌君の質疑に答弁を願います。松岡
こども部長。
◎
こども部長(松岡道法君) 石嶋議員のご質疑にご答弁申し上げます。 職員に対する研修及び訓練とは、遠足など園外における活動を行う場合の職員の体制、そしてそれぞれの役割分担についてでございます。また、その時点で緊急事態が発生した場合の連絡方法や救急救命を学び、事故発生時の対応に関する実践的な訓練を行うものというものでございます。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 5番
石嶋巌君。
◆5番(
石嶋巌君) 実践的な訓練を行うということでありましたが、緊急時を想定してと言いましたが、どういう緊急時を想定しているのか伺います。
○
議長(
津田修君) 松岡
こども部長。
◎
こども部長(松岡道法君) ご答弁申し上げます。 特に近年、想定しない暴漢であったり、交通事故も含めて、最近園外での活動が、
子供たちを守っていかなければいけないという様々な事件が世の中で非常に発生しております。そういったことで、これは次の質疑にもつながるかと思うのですが、園外での活動において、
子供たちについても大人の近くにいられるように、また今
子供たちを、例えば公園とかに連れていったとしたら、その公園の中の所在というのも確認しなければいけないということで、見守りタグとかというところまでいっているのですが、そういった周辺の危険があれば、それは事前に、行事の前に確認しておくとか、
子供たちがどの範囲で遊んでいるのかということも把握していると。そういったときに、何らかの、外部の方が突然進入してきたり、もっとあると、自然災害もございますので、そういった考えられるケースのときに、どういう対応をするのだというのを事前に研修を積み、また施設としてマニュアル化して対応するということでございます。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 5番
石嶋巌君。
◆5番(
石嶋巌君) 分かりました。やはり子供を守るということが大事だというふうな答弁と受け止めました。次に、「定期的に実施する」とありますが、どのぐらいの間隔で実施するのかお伺いします。
○
議長(
津田修君) 松岡
こども部長。
◎
こども部長(松岡道法君) 訓練や研修の実施頻度ですが、
ルールとしては、年1回以上というふうに、必要に応じて行うというふうに規定されております。また、今般の改正に当たりましては、国からこういう安全マニュアルのひな形が提示されておりまして、そのひな形に沿って、それぞれの施設に合ったマニュアル、また研修計画をつくっていくということになっているのですが、その内容につきましては、今度、市のほうでも年に1回以上実地検査に赴きますので、その時点でマニュアルの内容、また実際に実施している研修の内容、訓練の内容というものも確認させていただいているところでございます。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 5番
石嶋巌君。
◆5番(
石嶋巌君) 次に、第7条の2第3項、安全計画に基づく取組の内容について伺います。 保護者に対してどのように周知するのか伺います。
○
議長(
津田修君) 松岡
こども部長。
◎
こども部長(松岡道法君) ご答弁申し上げます。 保護者に対しての周知方法ですが、施設から保護者に対して、園外活動を行うときに、事故が発生した場合などに対して、施設側が行います行動の指針、そして緊急連絡先などを記載した内容につきまして、紙ベース、プリントやメールの連絡網のアプリというのも各施設で導入しておりますので、そちらを用いて周知するということが考えられると思います。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 5番
石嶋巌君。
◆5番(
石嶋巌君) 分かりました。続いて、保護者との連携の問題なのですが、これはどのように連携を図っていくのか伺います。
○
議長(
津田修君) 松岡
こども部長。
◎
こども部長(松岡道法君) ご答弁申し上げます。 先ほどの答弁とちょっと重なる部分がございますが、緊急時の連絡体制とかも保護者と連絡を取っております。その保護者との連携につきましては、園外の活動などを行ったときに、事件、事故に巻き込まれたり、またお子さんが病気になったりした場合に備え、事前に活動の内容、また行き先などの緊急対策、緊急時の連絡網を使いまして、保護者の対応方法などを事前に保護者と施設の間で共有することによりまして、双方のスムーズな対応を図っていくというところでございます。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 5番
石嶋巌君。
◆5番(
石嶋巌君) 今ありましたように、やはり保護者との共有化を図るというのが本当に大事なことと思います。 次に、第7条の3第2項、自動車を運行する場合の所在の確認について伺います。「当該自動車にブザーその他の車内の利用乳幼児の見落としを防止する装置を備え」とありますが、具体的にどのようなものか伺います。
○
議長(
津田修君) 松岡
こども部長。
◎
こども部長(松岡道法君) ご答弁申し上げます。 送迎用のバスでのお子さんの置き去り事件というものを受けまして、昨年から国のほうで、特に国土交通省が軸になって検討を進めた結果、ブザーの設置が義務化されることになりました。その自動車につける「ブザーその他の車内の利用乳幼児の見落としを防止する装置」という表現になってございますが、大きく分けて2種類の装置がございます。降車時確認式、バスを降りるときに確認する方式の装置と自動検知式という装置、赤外線などでバスの中を確認するという装置の2種類が大きく分けてございます。降車時確認式というのが1つ目なのですが、具体的に申し上げますと、バスのエンジンを止めた後、車内にブザーが鳴ります。お子様が降りた、降ろしたりした後に、具体的には運転手になるのですが、運転手がそのブザーを止めるためには、バスの一番後ろにスイッチがつきまして、そのスイッチを押しに行くということを動作として入れることによりまして、車内の確認を促す機能を持つ装置でございます。 2つ目の自動検知式の装置でございますが、こちらはエンジンの停止後に、車内に乗っていた運転手も含めて、ドアを閉めて全員が下車した状態でも、中にセンサーがついておりまして、車内に置き去りにされた子供がいた場合、そのお子さんが動いた場合、センサーで検地され、車外についている、ブザーがつくことになるのですが、車外に向けてそのブザーが鳴りまして、外部に取り残されている人がいるというところを発報する機能を持った装置でございます。 降車時確認式も自動検知式も、双方ともヒューマンエラーを補完するという機能を有するものでございます。それぞれの装置につきましては、先ほど申し上げました国土交通省が、その機能を認めているメーカー、品番が公表されておりまして、2月現在で、降車時確認式が11種類、自動検知式は1種類、それぞれを併用した6種類が公表されておりまして、その公表されている中から設置することというふうにされているものでございます。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 5番
石嶋巌君。
◆5番(
石嶋巌君) 次に、第14条第2項、衛生管理等について伺います。 職員に対する研修及び訓練は、どのような内容なのか伺います。
○
議長(
津田修君) 松岡
こども部長。
◎
こども部長(松岡道法君) ご答弁申し上げます。 職員に対する研修及び訓練でございますが、利用者の安全を確保するため、感染症及び食中毒の予防、またまん延防止のための研修というふうにされております。それに伴いまして、お子さんですので、ミルクの作り方や施設とか、またお子様が触る、日頃遊ぶおもちゃなどですね、消毒の仕方など、実践を想定した手順の確認を行うなどの訓練でございます。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 5番
石嶋巌君。
◆5番(
石嶋巌君) 次に、定期的に実施とありますが、どのぐらいの間隔で実施するか伺います。
○
議長(
津田修君) 松岡
こども部長。
◎
こども部長(松岡道法君) 先ほどご答弁させていただいた内容と同じになってしまうのですが、年に1回以上、必要に応じて行うことということにされておりまして、その確認につきましても、答弁が重なってしまうのですが、市が行います実地検査において、マニュアル、また実践した研修の内容などを確認させていただくということになっております。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 5番
石嶋巌君。
◆5番(
石嶋巌君) 以上で質疑を終了します。
○
議長(
津田修君) 以上で質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております
議案第7号から
議案第24号の18案は、お手元に配付いたしております
議案付託表のとおり、それぞれ所管の
常任委員会に付託いたします。 なお、この際お諮りいたします。
議案第25号から
議案第33号までの新年度
予算9案については、12名の委員をもって構成する
予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
津田修君) ご異議なしと認めます。 よって、本案につきましては、12名の委員をもって構成する
予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 ただいま設置されました
予算特別委員会の委員の選任につきましては、
委員会条例第8条第1項の規定により
議長において指名いたします。
予算特別委員会の委員は、1番 鈴木一樹君、2番 水柿美幸君、4番 中座敏和君、6番
小倉ひと美君、8番 藤澤和成君、10番 田中隆徳君、12番 小島信一君、15番 増渕愼治君、18番 尾木恵子君、19番
三浦譲君、20番 堀江健一君、21番 秋山恵一君、以上12名を選任いたします。 次に、日程第2
議案第34号「
工事請負契約の締結について」及び
議案第35号「
筑西市国民健康保険税条例及び
筑西市介護保険条例の一
部改正について」、以上2案を一括上程いたします。 直ちに説明を求めます。 初めに、
議案第34号について、鈴木
教育部長。 〔
教育部長 鈴木敦史君登壇〕
◎
教育部長(鈴木敦史君)
議案第34号「
工事請負契約の締結について」ご説明をいたします。
令和5年2月3日付で条件付き一般競争入札(電子入札)に付した
筑西市立下館南中学校プール改築工事(建築)について、下記により契約を締結するため、議会の議決を求めるものでございます。 記といたしまして、1、契約の目的、
筑西市立下館南中学校プール改築工事(建築)でございます。 2、契約金額、5億2,327万円。 3、契約の相手方、アキラ・飯田特定建設工事共同企業体。代表構成員といたしまして、
筑西市成田321番地、アキラ建設株式
会社、代表取締役 志賀野明範。構成員といたしまして、
筑西市木戸469番地1、飯田建設興業有限
会社、代表取締役 鮏川和男でございます。 下館南中学校のプールは、昭和46年に建設されまして、プール本体、設備ともに大変老朽化しているため、解体撤去するとともに、同じ場所に小学校との共同利用を想定したプール整備を行い、教育環境の充実を図るものでございます。 この
事業は、合併特例債
事業として、
令和5年度から工事着手するものでございます。 ページを返していただきまして、参考資料1ページをお開き願います。工事の概要について、主な部分をご説明いたします。1番、工事名から4番、請負金額までにつきましては、ただいまご説明したとおりでございます。 5、工期は、本契約の効力を生ずる日の翌日から
令和6年6月28日まででございます。 なお、工事の請負契約につきましては、2月27日開札、3月1日に仮契約を締結しているところでございます。 6、工事概要でございますが、構造規模は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、1階建てでございます。延べ床面積は893.55平方メートルでございます。25メートルプールで6コース。プール床面は、全面昇降式の可動床となっております。 ページを返していただきまして、2ページが配置図でございます。 返していただきまして、3ページが平面図とピット図でございます。 返していただきまして、4ページが屋根の伏図、それと天井の伏図でございます。 返していただいて、5ページが断面図。 ページを返していただきまして、6ページが立面図ということでございます。 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
議長(
津田修君) 次に、
議案第35号について、平間
保健福祉部長。 〔
保健福祉部長 平間雅人君登壇〕
◎
保健福祉部長(平間雅人君)
議案第35号「
筑西市国民健康保険税条例及び
筑西市介護保険条例の一
部改正について」ご説明申し上げます。 初めに、改正の内容でございます。現在、新型
コロナウイルス感染症の影響により、収入減少が見込まれる場合におきましては、国民健康保険にあっては国民健康保険税、介護保険にあっては介護保険料の減免を実施しております。今回の改正では、
令和4年度末までの減免期間を
令和5年5月分まで延長するものでございます。 次に、改正の理由でございます。今般、国からの通知によりますと、新型
コロナウイルスの5類感染症へ位置づける方針が示されたことを踏まえまして、保険税、保険料の減免に対します国の10分の10の財政支援は、
令和4年度分までで終了するとのことでございます。市としましては、国の財政支援が打ち切られたことに伴いまして、保険税、保険料の減免を終了してよいものなのかどうかを検討いたしました。結果、2類相当の期間中に
コロナによります収入減少等の方を救済するためにも、市の財源によります対応で、保険税、保険料の減免を継続していきたいと考えました。 最後に、附則としまして、この
条例は、
令和5年4月1日から施行するものでございます。
議案第35号の説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
議長(
津田修君) 以上で
議案第34号及び
議案第35号の説明を終わります。 質疑を願います。 19番
三浦譲君。 〔19番 三浦 譲君登壇〕
◆19番(
三浦譲君) 私は、
議案第34号の
工事請負契約の締結について伺います。 この入札が、いわゆる年度末に近い段階で行われたということで、これまでの経緯、つまり当初
予算で見ていたけれども、それが年度ぎりぎりに入札しなければならないという事情について、まず伺います。
○
議長(
津田修君) 19番
三浦譲君の質疑に答弁を願います。 鈴木
教育部長。
◎
教育部長(鈴木敦史君)
三浦議員の質疑に答弁したいと思います。 今回のこちらの工事の入札につきましては、昨年の5月に入札が中止ということになってございます。その後、中止の原因のほうを調査いたしまして、建設資材の
物価高騰等が懸念されましたことから、再入札へ向けて再計算を実施していたところでございます。その後、12月議会におきまして工事費の増額
補正予算を可決いただきまして、今議会での契約
議案上程ということで、2月27日の入札となったところでございます。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 19番
三浦譲君。
◆19番(
三浦譲君) そこで、お聞きしたいのは、
物価高騰によって、いろいろと入札が大変な状況になっているようです。それで、今回のこの入札も、応じたのが2者で、そのうち1者は辞退ということで、事実上1者だけで行われたと。電子入札ですから、それはいいのですが。 それで、このような
物価高騰によって、入札で辞退をするというようなことが最近間々あるのかどうか、ほかの工事でもです。今回がその1つなのかなと。この辺を確認したいと思います。
○
議長(
津田修君) 渡辺
総務部長。
◎
総務部長(渡辺貴子君)
三浦議員のご質疑にご答弁いたします。 入札について、その入札が成立しなかったのかという具体的な数は、今ここでご答弁することはできませんけれども、確かに
物価高騰、それから資材のほうの調達ができなくて、入札の参加が少なくて成立しなかったという入札のほうは実際ございました。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 19番
三浦譲君。
◆19番(
三浦譲君) それで、場合によっては
補正予算を組まないとできないと。今回も、当初
予算で組んだだけでは、これは不足する
見込みということだったというさっきの経過です。それで、かなり今こういった資材高騰の影響を受けているということで、資料として、こういった不成立あるいは辞退といったことが分かる資料というものをぜひ出してほしいと思うのですが、いかがでしょうか。
○
議長(
津田修君) 渡辺
総務部長。
◎
総務部長(渡辺貴子君) ご答弁いたします。 分かる資料というのは、申し訳ありません、私は具体的に分からないので、逆に議員のほうに、どういったものが必要なのかお聞きしたいと思います。お願いいたします。
○
議長(
津田修君) 19番
三浦譲君。
◆19番(
三浦譲君) どういう場合かというと、入札をしたけれども、何者も辞退をしたと。なぜ辞退したのかは、これは分からないですよね。ですから、それは構わないのですが、そういった状況というものがかなりあるのではないかなというふうに思うのです、特に建築工事関係、大きな金額の入札などでは。そういったところで、そういう視点から見て、こういった事例があったということを、ぜひまとめて出していただければと思います。
○
議長(
津田修君) 渡辺
総務部長。
◎
総務部長(渡辺貴子君) ご答弁いたします。 不調になった案件、そういったものの資料のほうは、では議員のほうにお渡しするという、そういった形でよろしいでしょうか。 (「はい」と呼ぶ者あり)
○
議長(
津田修君) 渡辺
総務部長。
◎
総務部長(渡辺貴子君) すみません。では、不調になった案件の一覧のほうが、今手元に参りましたので、申し上げます。 まず、見積り合わせの段階で不調になってしまった、そういったものが、再度入札に至ったものもございますが、まずは1件目、風疹のほうの封入封緘、そちらの作業の委託のほうが、そちらは見積り合わせの段階で不落になってしまいまして、この案件につきましては再度入札が成立いたしました。 次に、この案件です。下館南中学校のプール、こちらのほうの改築工事、こちらが今回の再度入札という案件になっております。 それから、プリンター等の情報機器のほうの調達、こちらの案件ですけれども、こちらは見積り合わせという形で進めさせていただいております。 それから、学校のほうのプリンター機器の調達、こちらも見積り合わせで進めさせていただいております。 それから、デジタル簡易無線登録局及びハイブリッド型のトランシーバー、こちらは消防防災課のほうの案件でございますが、こちらも見積り合わせという形で進めさせていただいております。 それから、中舘の市営住宅、こちらのほうの屋根の改修工事でございますけれども、こちらは応札者による指名競争入札ということで進めております。 また、同じく中舘の市営住宅の屋根の改築工事、こちらは見積り合わせということで進めさせていただいております。こういったことが案件ということでございました。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 19番
三浦譲君。
◆19番(
三浦譲君) 分かりました。いろいろ細かいところもあるということは分かりました。
予算を組むときに、今の状況ですから、なかなか先を読めないというところはあると思います。そういった中で、今回の下館南中学校のプールについては、
予算不足ということが起こりましたけれども、今後もその辺十分に、先を読むということは難しいですけれども、検討していかなくてはならないのだなという、そういう難しさが分かりました。 以上で終わります。
○
議長(
津田修君) では、先に6番
小倉ひと美君。 〔6番
小倉ひと美君登壇〕
◆6番(
小倉ひと美君) 6番
小倉ひと美でございます。私も
議案第34号「
工事請負契約の締結について」質疑をさせていただきます。 まず、こちらは条件付き一般競争入札とございましたが、条件などの入札の詳細についてお聞きしたいと思います。 あとは質問席にて質疑を続けさせていただきます。
○
議長(
津田修君) 6番
小倉ひと美君の質疑に答弁を願います。渡辺
総務部長。
◎
総務部長(渡辺貴子君) 小倉議員のご質疑に答弁させていただきます。 今回の入札の概要ですけれども、発注形態といたしましては、先ほどありましたように、電子による条件付き一般競争入札ということでございまして、入札のほうの資格条件につきましては、特定建設工事共同企業体、2社JVということです。それから、そちらの代表構成員としましては、
筑西市内の本店で登録しまして、建築一式工事における市内ランクAの者で、特定建設業の許可を有する者であること。それから、構成員のほうは、
筑西市内の本店で登録し、建築一式工事における市内ランクAの者で、特定建設業の許可を有する者であること。さらに、出資比率のほうですけれども、こちらは特定建設工事共同企業体の出資比率の下限は30%とする。ただし、代表構成員の出資比率は構成員中最大とする。 以上が要件となっております。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 6番
小倉ひと美君。
◆6番(
小倉ひと美君) 先ほど応札者が2者で、1者が辞退とありましたが、では落札率はどのくらいだったのかお願いいたします。
○
議長(
津田修君) 渡辺
総務部長。
◎
総務部長(渡辺貴子君) ご答弁いたします。 今回の落札率は99.71%でございました。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 6番
小倉ひと美君。
◆6番(
小倉ひと美君) 99.71%と、このところ大きな工事の落札率、99%以上と非常に高い落札率が続いておりますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。
○
議長(
津田修君) 渡辺
総務部長。
◎
総務部長(渡辺貴子君) ご答弁いたします。 落札率が今回高かった。高い状況が続いているということですけれども、結果として今回99.71%という高い落札率になったところではございますけれども、この契約のほうですけれども、電子による一般競争入札ということでございまして、透明性ですとか、競争性及び公平性、そちらのほうは十分に確保されておりまして、入札自体は適正に執行しておりますので、そういった適正な競争による結果が、こういったことになったということでございます。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 6番
小倉ひと美君。
◆6番(
小倉ひと美君) では、この設定金額ですが、1度入札が不調になったので、もう1度資材とかの金額を見直して設定価格を設定したのかと思いますが、この金額の妥当性、また根拠についてお聞きしたいと思います。
○
議長(
津田修君) 鈴木
教育部長。
◎
教育部長(鈴木敦史君) 小倉議員の質疑に答弁したいと思います。 先ほども申しましたが、5月に中止となりまして、その後もう1度積算を見積りし直してございます。当初設計額といたしましては5億8,527万7,000円ということで、当初設計をしてございました。そちらを、中止を受けまして、最終的に昨年の11月に新たな設計額といたしまして、6億2,396万4,000円ということで設計額を積算し直してございます。こちらの主な内容といたしましては、やはり建設資材の高騰、それと世界情勢等の影響により、値上げというか、資材価格が非常に不安定でありというところも設計の中で積算をし直しまして、つくり上げたものでございます。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 6番
小倉ひと美君。
◆6番(
小倉ひと美君) 下館南中学校のプールの整備工事費ですが、このほかに電気設備や機械設備などの入札も後に行われるかと思うのですが、それも含めた、また解体や撤去なども先ほど、あるとおっしゃっていましたが、全て含めた工事の総工費というのですか、総
事業費は幾らになるのか伺います。
○
議長(
津田修君) 鈴木
教育部長。
◎
教育部長(鈴木敦史君) ご答弁申し上げます。 申し訳ないのですが、先ほどの額が実は総額で答弁させていただいてしまいました。設計額ということです。解体につきましては、建築の中に含まれておりますので、個別に申し上げますと、建築額の積算額が5億2,514万円、この中に解体費も入ってございます。電気設備のほうが3,993万円でございます。機械設備が5,889万4,000円ということで積算をして、先ほど答弁させていただきました6億2,396万4,000円、これが総額になります。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 6番
小倉ひと美君。
◆6番(
小倉ひと美君) では、この工事が
令和6年6月28日までと先ほどご説明がありましたが、その間、
子供たちのプールの授業、また部活動などはどのようになるのか伺いたいと思います。
○
議長(
津田修君) 鈴木
教育部長。
◎
教育部長(鈴木敦史君) ご答弁申し上げます。 ただいまのをご承認いただければ、契約させていただいて、工事自体は、学校の長期休業期間、そういったものと、その後の一定期間になりますので、その期間につきましては、ちょっとご不便をおかけしてしまうのですけれども、ご了承いただければということで、なるべく
子供たちの活動が少ない時期に合わせて工事のほうは進めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 6番
小倉ひと美君。
◆6番(
小倉ひと美君) そうしますと、
子供たちの
令和5年のプールは授業ができない。部活も下館南中学校のプールを使ってはできない。
令和6年のプール授業には間に合うという予定でよろしいのでしょうか。
○
議長(
津田修君) 鈴木
教育部長。
◎
教育部長(鈴木敦史君) ご答弁申し上げます。
令和6年のプールには間に合わせたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
○
議長(
津田修君) 6番
小倉ひと美君。
◆6番(
小倉ひと美君) 質疑は以上です。ありがとうございました。
○
議長(
津田修君) 次に、17番 仁平正巳君。 〔17番 仁平正巳君登壇〕
◆17番(仁平正巳君) 17番 仁平でございます。同じく
議案第34号について質疑を行います。私は、建築に関しては疎いほうだとは思いますが、設計の段階で図面を見ますと、大変屋根がなだらかで、相当広い屋根になっていると思うのです。今諸物価が上がって、それからとりわけ電気料が非常に高くなっているという、市民あるいは都市部の方から苦情が出ているような状況の中で、ソーラー発電、いわゆる太陽光発電の屋根を利用したことは、誰も考えなかったのかどうかをまず質疑したいと思います。